財形貯蓄はどのような人が利用したらよいでしょうか。まず貯金をするのが苦手という人に向いています。財形貯蓄は毎月一定額を収入から天引きし企業側が貯蓄してくれる制度です。これは積立貯金によく似ています。違いは運用金利が異なることですよりお得に資産形成ができるのでもし貯金をするのが苦手というのであれば利回りの良い財形貯蓄を利用する方が上手に資産形成ができるようになります。もし、将来マイホームを購入したいと考えているのであれば、財形住宅貯蓄を検討するのがおすすめ。財形住宅貯蓄は、財形年金貯蓄と合わせて、最大550万円まで利子が非課税で運用できます。入社後何年かしたのちに、マイホームを購入する計画があるのであれば、この制度を利用することで、よりお得に家を購入することができます。マイホーム以外にも、住宅のリフォーム計画がある場合、この資金を活用することもできるのがポイントです。
老後の資産形成に不安を感じている場合、財形年金貯蓄を利用するとよいかもしれません。国民年金や厚生年金では、将来の資産形成が不安だと感じている人は少なくないでしょう。財形年金貯蓄は、これらの年金の上乗せ年金として利用することができます。60歳以上であらかじめ定めた年齢に達したときに、財形年金貯蓄でためた分を毎月年金として受け取ることが可能。この制度を利用することで、毎月の生活もゆとりが持てるようになります。老後2000万円問題などがマスコミなどで取り上げられていますが、この問題を解決する点で、財形年金貯蓄は大きな役割を果たすと考えられるでしょう。