財形貯蓄とは、月々の給料やボーナスなどから自動的に積立をする貯蓄のことです。誰でも加入できるものではなく、財形貯蓄を導入している会社の社員が加入できます。民間の会社で働いている人だけでなく公務員も財形貯蓄制度の加入対象者です。会社の社員であっても個人で加入する訳ではなく、会社を通して加入するものになります。個人事業主の配偶者を雇用している場合、配偶者は勤労者性がないため加入できません。分かりやすく言うと、娯楽の割引やジムの加入サービスと同じような福利厚生の一種。住宅を購入したい人や定年後の年金を増やしたい人などに向いているでしょう。一定金額まで利子は非課税ですが、超えてしまうと課税扱いになるので注意が必要です。
給料日前にはすっかり消えて手元にお金が残っていない場合、給料から毎月先取りで貯蓄することで少しずつ資産を増やすことができます。財形貯蓄には3種類ありますが、それぞれ原則一定期間積み立てるという条件があります。積立期間中に引き出すこともできますが、一定期間引き出せないという縛りがあるからこそ、以前よりも貯蓄を増やせるようになるのがポイントです。会社で出世して積立に余裕が出る、もしくは家族が増え生活費が足りなくなり積立額を減額したいということもあるでしょう。各財形貯蓄の積立合計が毎月の給料やボーナスの範囲内の金額であれば積立額を変更できます。積立額の変更手続きは会社経由で取扱金融機関に申し込むのが一般的なので社内の担当者に確認してみましょう。また、併せて【将来に備えよう!財形貯蓄とは?】もご覧ください。